ゼオライトでNOx を還元する
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- KIKUCHI Eiichi
- 早稲田大学理工学部応用化学科
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- OGURA Masaru
- 早稲田大学理工学部応用化学科
Bibliographic Information
- Other Title
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- ゼオライトで NO_x を還元する(環境問題と触媒化学)
- ゼオライト デ NOx オ カンゲン スル
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Abstract
本稿では, ゼオライト触媒によりNO_xを還元する際の, ゼオライトがNO_x除去反応に対して示す役割に関して, これまでの研究を概説した。環境触媒は, 通常の触媒プロセスとは異なり反応条件がきわめて過酷であり, 実用触媒の開発にはまだ多くの課題が残されている。特に, 既存の化学工業プロセスでは考えられない, 目的反応に対する高い選択性が触媒に要求されている。近年金属をイオン交換担持したゼオライト系触媒がNO_x除去反応に対して高活性かつ高選択性を示すことが見いだされて以来, NO_x除去触媒の研究が盛んである。これまで特にゼオライト系触媒が数多く報告されているなかで, ゼオライトの本反応への関与に関しては未解明な点が多いのもまた事実である。ゼオライトは, イオン交換能, 酸性質, 均一径で剛直な細孔構造, およびそれに帰因する分子ふるいなどといった構造特性を有する。これらの特性が, 様々な形で反応に関与することで, ゼオライト触媒がNO_xを還元することとなる。
Journal
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- CHEMISTRY & EDUCATION
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CHEMISTRY & EDUCATION 46 (12), 760-764, 1998
The Chemical Society of Japan
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679286118144
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- NII Article ID
- 110001830231
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- NII Book ID
- AN10033386
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- ISSN
- 24241830
- 03862151
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- NDL BIB ID
- 4626551
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Disallowed