長ネギの内部品質評価方法とその変動

  • 飯野 師
    東京農工大学大学院農学府
  • 澁澤 栄
    東京農工大学大学院農学府
  • 岡山 毅
    東京農工大学大学院農学府/現在:茨城大学農学部
  • 梅田 大樹
    東京農工大学大学院農学府/現在:株式会社サイエンス・クリエイト
  • 小島 陽一郎
    東京農工大学大学院農学府/現在:独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構畜産草地研究所
  • 小平 正和
    東京農工大学大学院農学府

書誌事項

タイトル別名
  • Evaluation Method for Internal Quality of Leek and Their Variability
  • ナガネギ ノ ナイブ ヒンシツ ヒョウカ ホウホウ ト ソノ ヘンドウ

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抄録

本研究では長ネギの内部品質指標として可溶性固形分濃度(Brix値)を用いて,個体内,個体間および産地間のバラツキを調査するとともに,それぞれの産地においてBrix値が栽培時期によってどのように変動するのかを調査した。その結果,個体内では葉鞘部におけるBrix値は根部に近い部分が最も高く,葉身部に近づくにつれて減少する傾向があった。この個体内のBrix値のバラツキは根元からの距離を変数とするべき乗関数で精度良く近似可能であることがわかった。また,この関数の係数は産地によって大きく異なり,また収穫時期によっても大きく変動することがわかった。よって,この係数はブランド化のための内部品質管理に利用できると思われる。

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参考文献 (11)*注記

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