日本産イボトビムシ科の3新種と1新記録種

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タイトル別名
  • Three new species and one new record of the family Neanuridae (Collembola) from Japan

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抄録

イボトビムシ科の3新種を記載し,日本新記録の1種を再記載した.クニガミイボトビムシ(新称)Vitronura Kunigamiensis sp.nov.は触角イボにD,E毛がなく,頭頂イボにO毛がない;眼イボにp毛がない;小型で体剛毛が短いなどの特徴がある.ヤンバルイボトビムシ(新称)Propeanura yambaru sp.nov.は頭頂イボにO毛がある;爪に内歯がある;後頭部の背側イボの毛は1本;胸部第I節の背内イボの毛は1本;第II,III節の背内イボの毛は1本;そして腹部第V節のイボが3対あることなどの特徴がある.ニイジマイボトビムシ(新称)Neanura(Deutonura)niijimae sp.nov.は小型種;白色で眼だけ青;後頭部の背側イボの毛は6本;胸部第II節の背内イボの毛は1本;腹部第I-III節の背内イボの毛は2本;そして触頂イボにB-D片がないなどの特徴がある.北朝鮮の森林でのみ知られていたキシベイボトビムシ(新称)Yuukianura szeptyckii Deharveng and Weiner,1984が福岡市内の川岸の砂中で大量に発見された.日本新記録である.

収録刊行物

  • Edaphologia

    Edaphologia 87 (0), 9-20, 2010

    日本土壌動物学会

参考文献 (15)*注記

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