東山道が果たした役割と地方の地域社会発展に及ぼした影響について

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タイトル別名
  • On the Tosendo, about the Functional parts and Influences with a Development of a Social-Community

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説明

本研究は、大化改新から江戸時代までの東山道をとりあげ、その果たしてきた役割を時代ごとに明らかにすると共に、地方の地域社会発展にどのような影響を及ぼしたかを、栃木県足利市を例としてとりまとめたものである。<BR>今回は第一回目の報告として、大化改新から平安時代までをとりあげたが、この時代における東山道は国家統一・中央集権的支配体制の確立を目的としたものであり、その機能は次の3項目に大別することができる。<BR>1. 東国以東の地域を中央支配体制の中に組み入れるための軍事的目的<BR>2. 中央の経済基盤を固めるための物資 (調庸) 輪送<BR>3. 精神的支配を目的とした仏教の普及<BR>本稿では、この3つの機能についての裏付けを、古代政治・制度等との関わりから明らかにすると共に、中央と地方との媒介としての東山道によって、その経路に位置した足利がどのような変貌を遂げていったかを述べた。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282679303557888
  • NII論文ID
    130004037975
  • DOI
    10.11532/journalhs1981.5.289
  • ISSN
    18848133
    09134107
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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