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- 土井 勉
- 阪急電鉄文化技術研究所
書誌事項
- タイトル別名
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- The History of Parks in Kyoto City
- Before The Wand War II
- 第二次大戦前まで
説明
京都市の公園形成史を取りまとめた論文はまだ作成されていない。ここでは、旧都市計画法制定以前の公園としては京都府・市管理のものは、わずかに4公園であったことと、それらの公園の概要の紹介を行い、次に大正~昭和初期の用地確保が園難な状況で臨機応変に代用公園の設置を行ったこと、昭和初期の京都市の都市像は「田舎に京あり」ということで風致や緑地保存の重要性が認識されてきたことを概観する。また、昭和9年にまとめられた「京都市の都市環境とその改善策に就いて」(高田景)により、児童遊園設置の必要性の整理や上地区画整理事業における児童遊園設置基準について紹介する。京都市の児童公園は市周辺部の土地区画整理事業の進展によって大きく進展したのである。一方、市内については皇太子誕生を記念事業を挺にして、児童公園整備を行ったことを明らかにする。さらに、わが国で最初に受益者負担金制度を導入して整備された船岡山公園について受益者に対する負担方法について紹介するものである。
収録刊行物
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- 土木史研究
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土木史研究 11 167-174, 1991
公益社団法人 土木学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679304637056
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- NII論文ID
- 130003839592
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- ISSN
- 18848141
- 09167293
- http://id.crossref.org/issn/09167293
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可