狭山池ダム・古代の堤体が語る土木技術史について

書誌事項

タイトル別名
  • History of civil-Engineering From Ancient Bank

抄録

狭山池ダム事業は、日本最古のダム形式の溜池である狭山池を改修し、洪水調節機能をもつ治水ダムとするものである。事業にあたっては、この池の歴史的価値に鑑み大阪狭山市の協力のもとに種々の調査に取り組み、これまでに池の最初の築造時期が西暦600年前後であることなどが判明している。<BR>本稿ではこの初期の堤体が造られた時代的背景や築堤工法等を検討し、盛土に際して、葉のついた木の枝を層状に敷き作業の効率化を図るなど当時の高度な土木技術が用いられたことなどを紹介するものである。

収録刊行物

  • 土木史研究

    土木史研究 15 483-490, 1995

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (1)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282679304944256
  • NII論文ID
    130004038277
  • DOI
    10.2208/journalhs1990.15.483
  • ISSN
    18848141
    09167293
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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