長野県における鉄筋コンクリート・ローゼ桁

書誌事項

タイトル別名
  • Reinforced Concrete Through Stiffened Arch (“Lohse” girder) Bridges in Nagano Prefecture

説明

長野県には鉄筋コンクリート・ローゼ桁を架設した橋が32橋ある。同形式の橋は、昭和10年代に長野県技師中島武が発案。設計して、支間28mから45mのものを6橋に架設したのがわが国最初のものであった。その後、全国各地に架設されたが、長野県では同形式の橋が好んで用いられ、数において突出している。最後のものは1968年架設である。<BR>この報告では、このような鉄筋コンクリート・ローゼ桁について、誕生に至った時代背景、生みの親である中島武のこと、その設計法、構造の特徴などについて述べ、さらに、戦後における長野県における同形式橋梁の建設経緯、長野県における現況と今後の課題などについて述べる。

収録刊行物

  • 土木史研究

    土木史研究 13 341-348, 1993

    公益社団法人 土木学会

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