戦後における東武鉄道と日光, 鬼怒川地域の観光との関連についての史的考察

書誌事項

タイトル別名
  • A Historical Study on Relationship between the Managment of the Railways and the Tourist Business

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説明

成熟化社会をむかえたわが国において, 近年, ゆとりと潤いを求める社会状況の中で, 「観光」に対する新たな視点が求められるようになってきている。すなわち, 環境共生の中で, 観光地へのアクセス交通機関として, 公共交通機関である鉄道の新たな役割が期待されている。本研究では, 戦後の鉄道 (事業) と観光地開発との関連について, 東武鉄道の行った施策を中心に, その沿線地域にある観光地として日光, および鬼怒川温泉 (藤原町) を取り上げ, 観光活動が盛んになり始めた時代 (1955年-1975年) の社会状況を視座として史的に分析を行った。その結果, モータリゼーションの発達の影響を受けながらも, 観光活動の発展に, 鉄道サービスの向上策が, 影響を及ぼしている状況を明らかにした。

収録刊行物

  • 土木史研究

    土木史研究 17 495-500, 1997

    公益社団法人 土木学会

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