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- 菊谷 武
- 日本歯科大学歯学部附属病院口腔介護・リハビリテーションセンター
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- 田村 文誉
- 日本歯科大学歯学部附属病院口腔介護・リハビリテーションセンター
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- 須田 牧夫
- 日本歯科大学歯学部附属病院口腔介護・リハビリテーションセンター
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- 萱中 寿恵
- 日本歯科大学歯学部附属病院口腔介護・リハビリテーションセンター
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- 西脇 恵子
- 日本歯科大学歯学部附属病院口腔介護・リハビリテーションセンター
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- 伊野 透子
- 日本歯科大学歯学部附属病院口腔介護・リハビリテーションセンター
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- 吉田 光由
- 広島大学大学院医歯薬総合研究科先端歯科補綴学研究室
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- 林 亮
- 広島大学大学院医歯薬総合研究科先端歯科補綴学研究室
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- 津賀 一弘
- 広島大学大学院医歯薬総合研究科先端歯科補綴学研究室
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- 赤川 安正
- 広島大学大学院医歯薬総合研究科先端歯科補綴学研究室
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- 足立 三枝子
- 府中市民医療センター
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- 米山 武義
- 米山歯科クリニック 日本歯科大学歯学部附属病院総合診療科
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- 伊藤 英俊
- 日本歯科大学歯学部附属病院総合診療科
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- 大石 暢彦
- 日本歯科大学歯学部附属病院総合診療科
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- 稲葉 繁
- 日本歯科大学歯学部附属病院総合診療科
書誌事項
- タイトル別名
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- Effects of Functional Oral Health Care for Lingual Functions in Elderly People Requiring Long-term Care
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説明
機能減退期にある高齢者を対象とした集団訓練による機能的口腔ケアの効果に関する検討は少なく, その報告が待たれる現状である。そこで今回, 介護老人福祉施設入居者に対して機能的口腔ケアを継続的に行い, その効果を検討した。<BR>関東近県および四国地区に立地した介護老人福祉施設9施設に入居する利用者のうち, MMSE10点以上の者138名を各施設ごとに無作為に2群に分けた。1群を口腔ケア群とし, 歯科衛生士による専門的口腔ケアのうち機能的口腔ケアを週に1回行い, さらに介護職員による同様のケアを週1回行い, 6ヵ月間継続した.さらにもう1群を対照群とし各施設が実施している日常のケアを継続して行った.このプログラムを6ヵ月間継続できた98名 (口腔ケア群49名: 平均年齢80.8±8.0歳, 対照群49名: 平均年齢82.2±7.3歳) を本検討の対象とした.評価項目は, 1) 口腔機能の判定;舌の口蓋に対する押し付け圧 (最大舌圧), 2) 摂取食物形態, 3) 嚥下機能検査 (RSST) であり, それぞれ介入前をベースラインとし, 介入6ヵ月後の値と比較検討を行った。<BR>その結果, 口腔ケア群における最大舌圧の平均値は, ベースライン時には19.2±8.1kPaであったものが, 介入開始6ヵ月後には22.7±9.9kPaと有意に増加を示した (p<0.05) 。集団訓練による機能的口腔ケアの介入を行うことで最大舌圧が増加し, 摂取食物形態の改善に寄与する効果が認められた。舌の力は摂食・嚥下機能の維持・回復に重要であり, 集団訓練による機能的口腔ケアが有効であることが示唆された。
収録刊行物
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- 老年歯科医学
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老年歯科医学 19 (4), 300-306, 2005
一般社団法人 日本老年歯科医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679306590080
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- NII論文ID
- 130004300855
- 10015466668
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- NII書誌ID
- AN10023520
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- ISSN
- 18847323
- 09143866
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可