クーラント汚染度とワーク表面品位との相関研究

書誌事項

タイトル別名
  • Study on relationships between surface quality and contaminations in coolant
  • クーラント汚染度とワーク表面品位との相関研究(第1報)スラッジおよび砥粒のスクラッチ形成に及ぼす影響
  • クーラント オセンド ト ワーク ヒョウメン ヒンイ トノ ソウカン ケンキュウ ダイ1ポウ スラッジ オヨビ トリュウ ノ スクラッチ ケイセイ ニ オヨボス エイキョウ
  • 第1報:スラッジおよび砥粒のスクラッチ形成に及ぼす影響
  • 1st report: The effects of sludge and abrasive grain contents on the formations of scratches

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抄録

本研究では,表面精度を決定づける新たな要因として,研削時に生成されるスラッジと砥石から脱落する砥粒が工作物の表面性状を損なわせるとの仮定に基づき,スラッジおよび砥粒により意図的に汚染させた研削液と加工後の工作物表面品位との相関を明らかにした.特に,生産現場において問題となるスクラッチに焦点を絞り,スラッジ濃度または砥粒濃度に対するスクラッチ個数を体系的にまとめた.実験結果からスラッジによる汚染に伴い,スクラッチ個数は単調に増加し,スラッジ濃度50×107/lにおいて一定値となった.一方,砥粒はスクラッチ発生数に支配的に関与し,スラッジに比べ40倍以上の影響を与えた.さらに,光学顕微鏡による観察結果から,研削液の汚染により発生するスクラッチ形状は2種類に分類され,スラッジによる汚染では直線型,砥粒による汚染では曲線型が主に形成された.

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参考文献 (19)*注記

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