目的関数の係数と決定変数の関係を考慮したファジィ多目的計画法

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  • Fuzzy Multiobjective Programming Considering Relationship between Variables and Coefficients of the Objective Functions
  • モクテキ カンスウ ノ ケイスウ ト ケッテイ ヘンスウ ノ カンケイ オ コ

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抄録

生産計画問題において, その立案の際には多くの不確実な要素があり, また一般には対象とする目的が複数存在する.これらを考慮する方法としてファジィ数理計画法があり, 多くの手法が提案されてきた.本稿では, 目的関数の係数が決定変数によって変化する(例えば目的関数が売上高で目的関数の係数である価格が決定変数である生産量によって変化する場合)問題を考える.本稿では, 目的関数の係数と決定変数が一次式で表される関係を持っている場合を対象とし, その解法を提案する.この問題の場合, 目的関数が2次式となるファジィ多目的計画問題となる.ここで複数の目標を何らかの方法で統合しても2次式が制約として残るため, やはり直接解くことは困難である.そこで本稿では, 目的関数の係数と決定変数を区分的に分割近似し, 区間定義として扱い, 線形1次式に帰着させる解法を提案する.

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