書誌事項
- タイトル別名
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- A case of nail apparatus melanoma <i>in situ</i> studied over a long follow-up period
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説明
<p>症例は25歳,女性。16歳時から右環指爪に茶色の色調変化があった。19歳で初診,色素線条は右環指中央から小指寄りに幅5 mmで,爪表面は平滑で変形もなし。明らかな染み出しはないが,micro-Hutchinson signあり。爪部母斑と考えられたが,ごく初期のmalignant melanoma(MM)in situの可能性も否定できず,定期観察を開始。1年後,線条の一部分が濃くなり,幅6 mmと太くなったが,その後1年の経過で薄くなった。3年半の経過中,常に爪の表面は平滑。一時通院を自己中断していたが,出産後から線条が濃くなり,先端に亀裂を生じたため再受診。経過,ダーモスコピー所見から,MM in situと臨床診断し,切除術を施行。病理組織学的にもMM in situであった。経過を通じ,爪部の色調の変化を観察できたMM in situの1例をダーモスコピー所見とともに文献的考察を加え報告する。</p>
収録刊行物
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- Skin Cancer
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Skin Cancer 31 (3), 249-254, 2017
日本皮膚悪性腫瘍学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679312217728
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- NII論文ID
- 130005397807
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- ISSN
- 18843549
- 09153535
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可