Study on Fuzzy Queueing Theory and Its Application to Performance Evaluation of Computer Systems

抄録

クライアント/サーバ・システムは, コンピュータ・ネットワークの活用形態として最も一般的なものであり, その性能評価モデルは, システム設計において必要不可欠な要素である.コンピュータシステムの性能評価では待ち行列理論に基づいたモデル化が一般的であるが, 本研究では主観によって与えられるデータをファジィ確率のようなファジィ数で表現した待ち行列モデルを構築し, それを用いて(1)クライアント/サーバ・コンピュータシステムと, (2)故障を伴うコンピュータシステムの性能評価の手法を提案している.クライアント/サーバ・システムの性能評価では, セントラルサーバ・システムに対して開放型, 閉鎖型, 及び混合型の3種類についてモデル化を行い, それらの評価手法を構築し, 数値例によってそれらの有用性を検証している.また, 故障を伴うコンピュータシステムの性能評価では, オンラインターミナル・システムで故障が発生した場合のシステム全体の性能評価モデルを構築し, 数値例によってその有用性を検証している.

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