フルクトサミン(FRA)導入による糖代謝判定の変化

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  • Changes of Screening Results on Glucose Metabolism by Substitution of Fructosamine for Oral Glucose Tolerance Test

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当施設では糖代謝検査として空腹時血糖値と糖負荷1時間値を用いてきた。1993年度にFRAを導入し,1994年度から負荷試験を廃した。そこで92年度,93年度,94年度+95年について,二次検査の75g OGTTを受けた166人,59人,59人の検討から,糖代謝判定の変化とその精度を調べた。FRA導入により精密検査の判定が減り,異常なしの判定が増えた。二次検査の結果から糖尿病型の割合が増え,正常型の割合が減った。つまり負荷試験を廃しFRAを導入したことにより,偽陽性が減り,判定の精度が高まった。しかし下垂胃の受診者にFRAが高く出て偽陽性となることがあり,判定に当り注意を要する。

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