有茎皮弁術で治療した鼻の悪性腫瘍の4例
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説明
鼻の悪性腫瘍の手術的治療には単純縫縮術, 遊離植皮術および有茎皮弁移植術があり, 特殊な例としてcomposite graftがある。しかし, 単純縫縮が可能な例は少なく, 多くの場合, 植皮を必要とする。鼻翼部では腫瘍の浸潤が深い場合には腫瘍切除により鼻孔側までの全層欠損となり有茎皮弁による再建が必要となる。また, 鼻背においても, 遊離植皮を用いると, 術後の陥凹が目立つため, やはり有茎皮弁を用いることが多い。最近, われわれは4例の鼻の悪性腫瘍を経験し, 2例の全層欠損例および1例の軟部組織欠損例にnasolabial flap, 1例の軟部組織欠損例にforehead island flapを用いて良好な結果を得, その方法とともに症例を供覧した。
収録刊行物
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- Skin Cancer
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Skin Cancer 2 94-100, 1987
日本皮膚悪性腫瘍学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679313923200
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- NII論文ID
- 130001078639
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- ISSN
- 18843549
- 09153535
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可