眼底血管変化と動脈硬化危険因子との関連(事後指導のありかたへの一考察)

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  • A study of relationship between retinal arteriosclerosis of funduscopy and risk factors of systemic arteriosclerosis

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平成12年度に当センター人間ドックで眼底検査を施行した3,087人のなかで,網膜細動脈硬化(Scheie分類S1以上)を指摘された硬化群(290人;9.4%)と正常群(300人)を対象とし,動脈硬化危険因子との関連を比較検討した。血圧異常,耐糖能異常の割合は正常群との間に有意差を認め,硬化群に高率であった。肥満,高脂血症の割合は正常群と硬化群との間には有意差はなかった。動脈硬化危険因子を1項目以上有する頻度は正常群との間に有意差を認め,硬化群に高率であった。眼底血管変化は動脈硬化危険因子との関連が強いと思われた。事後指導に関しては,眼底検査結果も参照し,動脈硬化危険因子との関連も考慮し,総合的に事後指導にあたる必要があると思われた。

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