Therapeutic use of human albumin for minimal change nephrotic children.

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  • 小児期ネフローゼ症候群におけるアルブミン製剤の関与について

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微少変化型ネフローゼ症候群 (以下MCNS) 16例の,初期治療時に使用したアルブミン製剤の投与量から0.5g/kg/day未満投与したI群 (8例) と,0.5g/kg/day以上投与したII群 (8例) に分けて,アルブミン製剤投与のMCNSへの影響について検討した。両群の初発時の臨床所見や,副腎皮質ステロイド剤の投与量に差はなかった。初回寛解までの期間に差はなかったが,初回寛解から再発まではII群で短く,発症後1年間の再発回数もII群で多い傾向が認められた。その後の経過において,ステロイド依存性を示した症例はI群で8例中2例 (25.0%),II群で8例中5例 (62.5%) であった。<br> アルブミン製剤の投与量が多い場合,MCNSの再発率が高まる可能性が示唆され,今後,小児期MCNSにおけるアルブミン製剤の投与方法について考慮する必要があると思われた。

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