書誌事項
- タイトル別名
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- The Development of a Sperm Cryopreservation and Thawing Method based on Species-Specific and Common Sperm Biology
- タネ トクイ/キョウツウテキ ナ セイシ キノウ ニ チャクガン シタ セイシ トウケツホウ ト ユウカイホウ ノ カイハツ
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説明
精子の凍結では,融解後の運動性は動物種や個体間で大きな違いがある.したがって,安定的に良好な凍結精液を作成し受精に用いるため,動物種毎に最適化した精子凍結法を開発しなければいけない.さらに,凍結精液技術は,精液処理,凍結,融解に区分されることから,それぞれの工程を最適化する必要がある.我々は,凍結前処理では,精液中の細菌性内毒素に着目し,ヒトではIsolate法,ブタでは中和剤の添加を行った.また,凍結時には,高張液によって効果的に脱水を行うことにより,凍結保護剤であるグリセロール濃度を可能な限り低くすることが可能となることを示した.これらの凍結方法により,融解直後の精子運動性を向上させることができたが,長時間培養後には著しく運動性が低下した.その原因として,融解直後の精子細胞膜からのCa 2+の流入が,一過的なキャパシテーションを誘導していることが明らかとなった.そこで,Ca 2+キレート剤を融解液に添加した結果,Ca2+の流入を防ぐことにより急激な運動性の上昇が抑制され,長時間にわたって運動性が維持された.これらの凍結,融解方法を用いることにより,融解後の精子の精子細胞膜を保護,運動の持続性,精子DNA断片化率の低下に成功した.ブタにおいては.人工授精での受胎率の増加が認められており,ヒトでもその応用が期待される.<br>
収録刊行物
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- 日本哺乳動物卵子学会誌
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日本哺乳動物卵子学会誌 31 (4), 96-101, 2014
日本卵子学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679316239872
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- NII論文ID
- 130004704232
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- NII書誌ID
- AN10548943
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- ISSN
- 13475878
- 13417738
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- NDL書誌ID
- 025896074
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可