関門海峡における新しい潮流予測手法
書誌事項
- タイトル別名
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- A new tidal current forecasting in the Kanmon Strait
説明
一日に700隻以上の船舶が航行する関門海峡は,船舶航行の難所として知られている.海峡には狭い場所があり,そこでは潮流が10ノットを越える場合がある.それで,この海峡での安全航行にたずさわっている現場からはより精度の良い潮流予測が望まれている.<br>このため,著者らは関門海峡の潮流をより精度良く予測可能な新しいシステムを作った.このシステムは,関門海峡全体をカバーする2次元の数値シミュレーションモデルを基礎としている.天文潮にもとづく現行の潮流予測は,気象の効果を考慮出来なかったが,このシステムでは気象の影響を加味することが可能となっている.<br>計算値は実測値と比較され,十分実用に耐える精度であることが分かった.<br>インターネット上で予報を公開することを意図しており,システムは潮流ベクトル図や潮流曲線を表示する機能を有している.
収録刊行物
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- 海洋調査技術
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海洋調査技術 14 (1), 1_11-1_17, 2002
海洋調査技術学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679316247040
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- NII論文ID
- 130004555887
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- ISSN
- 21854920
- 09152997
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可