原発性シェーグレン症候群の臨床像と疾患活動性の関係

DOI
  • 西山 進
    倉敷成人病センター リウマチ膠原病センター
  • 相田 哲史
    倉敷成人病センター リウマチ膠原病センター
  • 吉永 泰彦
    倉敷成人病センター リウマチ膠原病センター
  • 宮脇 昌二
    倉敷成人病センター リウマチ膠原病センター

書誌事項

タイトル別名
  • The relationship between clinical features and disease activity in patients with primary Sjögren’s syndrome

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抄録

<p>目的:原発性シェーグレン症候群(primary Sjögren’s syndrome: pSS)患者の疾患活動性評価と臨床像との関係を調べた.<br> 対象・方法:2010年8月から2014年12月に当科を受診したpSS 74名の臨床情報を診療録から抽出した.<br> 結果:全例女性で,平均年齢は受診時60.7±12.6歳,発症時48.0±13.7歳であった.活動性指標のESSPRI(EULAR Sjögren’s Syndrome Patient Reported Index)とESSDAI(EULAR Sjögren’s Syndrome Disease Activity Index)はそれぞれ72と70名で評価され,中央値はそれぞれ 4.3と3.0であった.ステロイドは60.8%に使用され,投与量はPSL換算で平均3.1±2.1 mg/日であった.ESSDAI<5(低疾患活動性),5~13(中),≧14(高)はそれぞれ45,19,6名であり,高疾患活動性では全例ステロイドが使用され,そのステロイド使用量(6.3 mg)は中および低疾患活動性(両者とも2.7 mg)よりも有意に多かった.発症が40歳未満と40歳以上を比較すると,ESSDAIは40歳未満の若年発症者で有意に高く(中央値7.0 vs. 2.0),その構成成分のうちリンパ節腫脹に有意差を認めた.ESSPRIは両群で差を認めなかったが,その構成成分のうち疲労自覚は若年発症者で有意に高値であった.<br> 結論:若年発症のpSSは疾患活動性が高く,疲労とリンパ節腫脹が顕著であった.</p>

収録刊行物

  • 臨床リウマチ

    臨床リウマチ 28 (3), 220-226, 2016

    一般社団法人 日本臨床リウマチ学会

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