<I>Caenorhabditis elegans</I>の<I>emb-1</I>と<I>emb-3</I>遺伝子は受精後の減数分裂に必要である

書誌事項

タイトル別名
  • <I>emb-1</I> and <I>emb-3</I> Genes are Required for Post-fertilization Meiosis in <I>Caenorhabditis elegans</I>
  • emb-1 and emb-3 genes are required for post-fertilization meiosis in Caenorhabditis elegans

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説明

温度感受性胚発生変異体emb-1 (hc 57)emb-3 (hc 59) における減数分裂を解析した。emb-1変異胚では第一減数分裂紡錘体は正常に形成された。しかし紡錘体と染色体はその後分解し、極体の形成は見られなかった。emb-3変異胚では第一減数分裂紡錘体の構造が崩れ、染色体の配置も異常であった。全ての染色体が一個の大きな極体として放出されるのがしばしば見られた。これらの結果から、emb-3は第一減数分裂紡錘体の形成に必要であるが、極体の形成には必要でないこと、またemb-1は極体の形成に必要だが、第一減数分裂紡錘体の形成には必要でないことが推測できる。さらに発生過程を考慮すると、遺伝子機能の発現はemb-3emb-1に先行するであろうと予測される。

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