書誌事項
- タイトル別名
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- Sister Mary Joseph’s Nodule Derived from Pancreatic Cancer Detecting by Repeated Omphalitis: Report of a Case
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説明
悪性腫瘍の臍転移はSister Mary Josephʼs nodule(SMJN)と呼ばれ,比較的稀な転移である.今回われわれはSMJNを契機に発見された膵癌の1例を経験したので報告する.<br> 症例は70歳代の女性.2カ月前からの臍部の発赤,腫脹を主訴に当科外来を受診した.当初は臍炎の診断のもとに外来経過観察を行っていたが,症状の寛解・増悪を繰り返し,20mm大の有痛性腫瘤を認めるようになった.腫瘍マーカーの上昇を認めたことから,腹部造影CT検査を施行したところ,膵体尾部に40mm大の腫瘍性病変を認めた.臍部にも20mm大の腫瘤を認め,生検で腺癌と診断され,膵体尾部癌の臍転移と診断した.根治術は不可能で,S-1による化学療法を開始し,10カ月間継続したが徐々に全身状態悪化し,初診から12カ月後に永眠された.
収録刊行物
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- 日本外科系連合学会誌
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日本外科系連合学会誌 38 (1), 159-163, 2013
日本外科系連合学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679320826240
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- NII論文ID
- 10031162302
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- NII書誌ID
- AN00002502
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- ISSN
- 18829112
- 03857883
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可