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- 盛 弘仁
- 名古屋大学大学院文学研究科
書誌事項
- タイトル別名
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- Fishing people Lebu's personal naming practices
- セネガル ノ レブー ニ オケル メイメイホウ
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抄録
セネガル共和国のレブーと呼ばれる人々の間では, 子供が生まれて1週間が過ぎてから行なわれる命名式において, 子供の名が公表される。子供の名は, 父親があらかじめ決定しており, 父親の親戚や知人の名から取られる。名が取られた親戚や知人をトゥランドーという。ある子供のトゥランドーはひとりだけであり, その人が子供に贈り物をし, 援助をする。その人は子供の精神的な支えでもある。<br>2005年3月と4月に, 私はレブーのある家族を対象にして, 彼らのトゥランドーの調査を行なった。この家族は夫方居住を基礎とした複婚拡大家族である。男性の場合, 名付けられる本人から見て, 父の父, 母の父, 父の兄弟, 父の従兄弟といった血縁と, 父の同父異母の兄弟といった複婚制度に特徴的な家族と, 父の友人やセネガルのイスラーム教団の指導者がトゥランドーになる場合が多く, 女性では, 父の従姉妹, 父の母, 父の姉妹といった血縁と, 母の妻仲間 (僚妻), 父の母の妻仲間といった複婚制度に特徴的な家族がトゥランドーになることが多い。このように, 親族や複婚家族の成員の名が子供に付けられるというトゥランドーを通じての名付けは, トゥランドーから物質的・経済的・精神的な利益を引き出し, 複婚家族制度内の対立・軋轢・緊張を緩和する手段となっている。
収録刊行物
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- アフリカ研究
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アフリカ研究 2006 (68), 25-43, 2006
日本アフリカ学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679321842048
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- NII論文ID
- 130000730540
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- NII書誌ID
- AN0001203X
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- ISSN
- 18845533
- 00654140
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- NDL書誌ID
- 7959456
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可