小児胃食道逆流症に対する術前・術後の六君子湯投与の意義

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  • Significance of Pre and Postoperative Administration of, Rikkunshito for the Children of Gastroesophageal Reflux Disease

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抄録

小児の胃食道逆流症(GERD)に対する術前・術後の六君子湯投与の意義について検討した.術前投与では,六君子湯の投与のみで症状が消失した症例もみられた.本剤の投与で症状は緩和されるため,最終的には手術が必要になるとしても,手術決定までに十分な期間,外来で経過をみることができた.術後投与では,とくに重症心身障害児のGERDに対し,腹腔鏡下噴門形成術施行後に起こる早期の嘔気や晩期の嘔吐に対し有効であった.六君子湯は小児のGERDに対し,術前・術後投与とも有用性を認めた.

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