捻転せずに発見し待機的手術をしえたGross B型遊走胆嚢の1例

書誌事項

タイトル別名
  • A Case of Gross B Floating Gallbladder Discovered without Torsion and Conducting Elective Surgery
公開日
2011
DOI
  • 10.4030/jjcs.36.856
公開者
日本外科系連合学会

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説明

症例は60歳代の女性.腰痛を主訴に来院.腹部超音波検査およびCT検査で胆嚢は左上腹部に位置しており,内部に結石を認めた.MRCPを施行したところ胆嚢は肝左葉側に存在しており胆嚢捻転症が疑われたが,腹部異常所見はなく,血液生化学検査でも炎症所見は認めなかったため待機的に精査を進めた.後日ERCを施行すると胆嚢は通常の位置,すなわち総胆管の右側で肝右葉の肝床部と考えられる部位に位置していた.以上から遊走胆嚢および胆石症と診断し,腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行した.胆嚢間膜は胆嚢頸部にのみ存在し,大部分は肝床部から遊離しておりGross B型遊走胆嚢と診断した.遊走胆嚢は頻度としては少なくないが,その多くは捻転を起こし急性腹症となるまで発見されない.今回われわれは,捻転せずに発見することができたGross B型遊走胆嚢の1例を経験した.

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