Nuck管水腫の1例

書誌事項

タイトル別名
  • A Case of Hydrocele of the Canal of Nuck
公開日
2004
DOI
  • 10.4030/jjcs1979.29.4_797
公開者
日本外科系連合学会

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説明

症例は44歳, 女性。主訴は左鼠径部痛。乳児期に左鼠径ヘルニアを指摘されたが, その後自然消失した。1年前より左鼠径部が再び腫脹し, 疼痛も出現してきたため外来を受診した。左鼠径部に軽度の圧痛を伴う40×30mm大の腫瘤を触知し, 体位変換を行っても大きさは変化せず, 用手還納もできなかった。超音波検査では, 腫瘤は瓢箪型, 内部は無エコーであった。CT検査では, 腫瘤の辺縁に造影効果を認め, 内部は造影効果のない均一な低吸収域であった。また, MRI検査でも瓢箪型を示し, 内部がT1強調画像で低信号, T2強調画像で高信号を示していた。以上より子宮円索の走行と一致する漿液性内容を有する嚢胞性病変であり, Nuck管水腫と診断した。水腫を子宮円索と共に切除し, PLOLENE Hernia System Rを用い修復した。

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