Conversion to Laparotomy during Laparoscopic Cholecystectomy

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  • 腹腔鏡下胆嚢摘出術における開腹移行例の検討

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腹腔鏡下胆嚢摘出術 (腹胆術) の適応と開腹移行例について検討した。対象は腹胆術を試みた2,439例のうち, 開腹移行した70例を対象とした。腹胆術を試みた疾患は, 胆嚢結石症2,288例, 胆嚢腫瘍151例で, 総胆管結石157例, 胆嚢造影陰性507例, 急性胆嚢炎233例, 胆嚢癌18例を含んでいた。また971例で開腹手術既往歴を有していた。開腹移行した理由は, 癒着剥離困難35例, 出血11例, 胆嚢癌判明8例, 総胆管結石摘出困難7例, 胆管損傷4例, 腸管損傷2例および機械のトラブル3例の計70例 (2.87%) であった。また再手術施行例は, 組織診断で進行期胆嚢癌と判明した4例を含む13例 (0.53%) であった。腹胆術は手技に習熟すれば, 急性胆嚢炎例, 上腹部開腹既往例および総胆管結石例を含む, ほぼ全ての胆嚢摘出例に適応がある。しかし腹腔鏡下に対処できない場合や重篤な偶発症が生じた場合には, 躊躇せずに開腹手術へ移行することが大切である。

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