イシガイとトンガリササノハガイの個体群密度と成長

書誌事項

タイトル別名
  • Population Density and Growth of Unio douglasiae and Lanceolaria grayana (Bivalvia : Unionidae) in a Small Creek at Kyoto
  • イシガイとトンガリササノハガイの個体群密度と成長(短報)〔英文〕
  • イシガイ ト トンガリササノハガイ ノ コタイグン ミツド ト セイチョウ タ

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抄録

京都市嵐山にある小さな用水路で, イシガイとトンガリササノハガイの個体群密度と成長を1987年7月から1988年9月まで標識再捕法によって調べた。両種の個体群は調査期間中安定しており, 平方メートル当たりの密度はイシガイ4個体, トンガリササノハガイ1個体と推定された。季節的成長パターンは両種とも同じで, 夏から秋にかけて急激に成長したが, 冬季の成長は停滞気味であった。しかし, 成長量はわずかではあるが, イシガイの約1/3の個体は冬季にも成長した。一方, トンガリササノハガイでは冬季にも成長した。一方, トンガリササノハガイでは冬季に成長した個体は約1割だけであった。どちらの種類でも年間成長量は殻長が大きくなるにつれて少なくなる傾向がみられたが, 個体ごとのばらつきは非常に大きかった。

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