個別福祉プログラムの評価にみる通所生の特徴
書誌事項
- タイトル別名
-
- Characteristics of Trainee in an Evaluating Process among Individualized Rehabilitation Programs
この論文をさがす
説明
東京都心身障害者福祉センター精神薄弱科の, 訓練室通所生134人の傾向と評価結果を検討した。(1) 10年前に比べ, 障害児教育出身者と職歴のある人の減少が顕著である。進路先は, 就職が減り, 福祉就労と東京都心身障害者職能開発センター (以下「開発センター」という) が増加している。(2) 進路別に福祉就労, 開発センター, 就職の3群に分け評価結果を比較すると, 「将来の目標」「仕事の取組」「自己統制」の項目において, 福祉就労群が他の2群より低い評価を得た人の比率が特に高く, これらの項目が, 進路に向けての援助, 評価において重要であることが明らかになった。(3) 上記対象者のうち1年間の通所生19人 (平均年齢15.8才) をみると, 「自己統制」「将来の目標」「仕事の取組」「協同行動」の項目での向上が顕著であり, 職場実習経験や職歴のない若年者にとって, 訓練室への通所による援助が効果的であることを示した。
収録刊行物
-
- 職業リハビリテーション
-
職業リハビリテーション 5 (0), 1-11, 1992
日本職業リハビリテーション学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282679328681856
-
- NII論文ID
- 130004248143
-
- ISSN
- 21861331
- 09150870
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可