熱量測定法によるクロロアセトン超音波分解生成物の酵母に対する毒性評価

  • 武田 朋
    大阪府立大学大学院工学研究科物質・化学系専攻
  • 大矢根 育子
    大阪府立大学大学院工学研究科物質・化学系専攻
  • 興津 健二
    大阪府立大学大学院工学研究科物質・化学系専攻
  • 古田 雅一
    大阪府立大学大学院理学研究科生物科学専攻
  • 坂東 博
    大阪府立大学大学院工学研究科物質・化学系専攻
  • 西村 六郎
    大阪府立大学大学院工学研究科物質・化学系専攻
  • 前田 泰昭
    大阪府立大学大学院工学研究科物質・化学系専攻

書誌事項

タイトル別名
  • Toxicity Evaluation of Sonochemical Decomposition Products of Chloroacetone to Yeast Cells by Calorimetric Analysis
  • ネツリョウ ソクテイホウ ニ ヨル クロロアセトン チョウオンパ ブンカイ セイセイブツ ノ コウボ ニ タイスル ドクセイ ヒョウカ

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抄録

超音波化学反応は有害有機物質の分解•無害化に有効であることが報告されているが,有害有機物質の無害化においては何らかの副生成物の生成が示唆される.しかし,超音波分解生成物の詳細な同定やそれらが実際に生物に対し無害であるかどうかについての研究報告はほとんどないのが現状である.そこで本研究では,水処理過程で発生するクロロアセトンの毒性とその超音波分解過程での毒性を酵母の増殖速度及び増殖挙動における代謝熱量から解析する熱量測定法で評価した.熱量測定法では,一般的に微生物の評価に用いられるコロニー計数法と比較すると,微生物の増殖動態を定量的かつ定性的に評価できることが示唆された.<br>

収録刊行物

  • 分析化学

    分析化学 55 (9), 701-706, 2006

    公益社団法人 日本分析化学会

参考文献 (20)*注記

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