ピリジン中におけるガラス電極のキャリブレーション

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タイトル別名
  • Calibration of the Glass Electrode in Pyridine

抄録

ピリジン中におけるガラス電極をキャリブレーシヨンする目的で,ニトロフェノール類とそのテトラブチルアンモニウム塩との混合溶液の電気俵導度測定および電位差測定を行った。イオン濃度とイオンの電解伝導率に関する新たな式を導き,電気云導度データに適用することにより,混合溶液中の平衡を解明した。ホモ共役体を形成しやすい酸の場合のホモ共役イオンとテトラブチルアンモニウムィオンとのイオン対生成平衡をも考慮し,この混合溶液系のすべての平衡定数を決定した。電位差測定には,比較電極の内部液として塩化テトラメチルアンモニウムの飽和ピリジン溶液を使用し,ガラス電極電位を測定した。平衡定数などを用いて水素イオン活量を計算し,電極電位に対してPa(H+)をプロヅトすることにより,ピリジン中におけるガラス電極のキャリブレーション曲線を得た。その関係式は,Pa(H+)=(352-E)/64であった。

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