ローダミン6Gの蛍光強度におよぼす各種有機物質の添加効果

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  • Effects Materials of Organic Materials on Fluorescence Intensity of Rhodamine 6 G in Aqueous Solution
  • Effects of Organic Materials on Fluorescence Intensity of Rhodamine 6G in Aqueous Solution.

抄録

ローダミン6G(R6G)は2.5×14-4moldm-3以上の濃度範囲で二量化し,その蛍光強度は顕著に減少する。R6Gの二量体水溶液に界面活性剤や錯体形成物質を添加すると蛍光強度はアルコール溶液中における値にまで回復する。Kashaの理論をR6Gの二量体と単量体の差スペクトルに適用すると二量体の面一面距離が6.28Å であり面間角は40°であることが推定された。<BR>界面活性剤のR6G水溶液への添加において二量体から単量体への過程が明らかになった。界面活性剤のミセルの大きさはこの過程に影響を与える。<BR>シクロデキストリソやその誘導体などの添加ではR6Gの単量体に対しての平衡定数の大きな添加剤が蛍光強度の回復により効果的であるとは必ずしもいえない。

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