Hepatobronchial fistulaの一例

書誌事項

タイトル別名
  • A case of hepatobronchial fistula
公開日
2005
DOI
  • 10.2995/jacsurg.19.123
公開者
日本呼吸器外科学会

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説明

症例は32歳男性. 発熱, 喀痰, 上腹部痛を主訴に当院内科を受診, CTで肝臓および肺内に空洞を伴う腫瘤を認めた. 肝膿瘍を疑い経皮ドレナージを施行し, 同時に空洞内の造影を行ったところ横隔膜を越えて気管支まで造影され, 肝気管支瘻と診断された. メトロニダゾールとフロモキセフを使用し炎症所見は改善したため, 肺膿瘍加療目的により当科転科となる. 肺病変部切除と瘻孔閉鎖を目的に開胸術を施行した. 手術は前方腋窩切開で開胸し, 病変の存在する中葉の切除を行った. 横隔膜からの瘻孔は癒着により閉鎖されており, その部分を脂肪織で被覆した. 術後は順調に経過し退院, 現在再発を認めず経過観察中である. 肝膿瘍による肝気管支瘻は本邦では稀な疾患であり, 抗生物質使用により炎症を沈静化し肺切除術を行いえた一例を経験したので報告する.

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