術前に神経原性腫瘍と診断して手術を行った胸壁原発海綿状血管腫の1例

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タイトル別名
  • A case of cavernous hemangioma in the chest wall preoperatively suspected as a neurogenic tumor

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抄録

胸壁原発の海綿状血管腫はまれである.今回我々は,術前に神経原性腫瘍と診断して手術を行った胸壁原発海綿状血管腫の1例を経験したので報告する.症例は60歳男性.平成26年2月の検診胸部CT検査で,増大傾向を伴う腫瘤影を指摘され当院紹介受診.単純CT検査で,左第4肋間に2.2 cm大,extrapleural signを伴う境界明瞭平滑な腫瘤影を認め,MRI検査ではT1強調像で低信号,T2強調像で高信号を呈し,辺縁部に造影効果を伴う腫瘍影として描出された.神経原性腫瘍を疑い,胸腔鏡下に腫瘤摘出術を施行したところ,病理組織学的所見にて海綿状血管腫と診断した.

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