書誌事項
- タイトル別名
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- A case of posterior mediastinal ganglioneuroma extending into retrocrural space resected by thoracoscopic surgery
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抄録
<p>交感神経由来の腫瘍において,後縦隔の傍脊椎領域は好発部位で頭尾側方向へ進展することがある.横隔膜脚後腔に進展した後縦隔の神経節細胞腫の1切除例について,胸腹部境界に位置する神経原性腫瘍への手術アプローチに関する考察を加え報告する.症例は49才女性,腫瘍は9×8×2 cm大で第9胸椎~第1腰椎右側の肋骨脊椎溝から椎体前方にかけて存在し,尾側端は横隔膜脚後腔に達していた.画像所見より神経原性腫瘍と診断し手術の方針となった.体位を半腹臥位とし人工気胸を行うことにより後縦隔の術野を確保して,胸腔鏡下腫瘍摘出術を施行した.奇静脈,交感神経幹,大内臓神経は切離したが胸管は温存した.腫瘍の病理組織診断は神経節細胞腫で,術後5日目に退院した.</p>
収録刊行物
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- 日本呼吸器外科学会雑誌
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日本呼吸器外科学会雑誌 31 (2), 254-259, 2017
特定非営利活動法人 日本呼吸器外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679338752256
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- NII論文ID
- 130005461096
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- ISSN
- 18814158
- 09190945
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可