術後19年目に粘表皮癌の再発が疑われた肺縫合糸肉芽腫の1例

  • 小林 零
    愛知県がんセンター中央病院 胸部外科
  • 森 正一
    愛知県がんセンター中央病院 胸部外科
  • 福井 高幸
    愛知県がんセンター中央病院 胸部外科
  • 立松 明子
    愛知県がんセンター中央病院 遺伝子病理診断部
  • 谷田部 恭
    愛知県がんセンター中央病院 遺伝子病理診断部
  • 光冨 徹哉
    愛知県がんセンター中央病院 胸部外科

書誌事項

タイトル別名
  • A suture granuloma of the lung that occurred 19 years after surgery for mucoepidermoid tumor

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抄録

症例は60歳の女性.粘表皮癌にて右下葉部分切除を施行した術後19年目に血痰を生じたため,精査を行った.右B10入口部にポリープ状病変を認めた.2度の気管支鏡下生検を行うも確定診断に至らず,外科的切除(右下葉切除術)を施行した.術後病理にて,肺縫合糸肉芽腫と診断された.肺縫合糸肉芽腫の報告は比較的まれであり,また粘表皮癌の再発と鑑別を要した1例を経験したので報告する.

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被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (12)*注記

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