書誌事項
- タイトル別名
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- EWS and vacuum-assisted closure (VAC) therapy for the early closure of open-window thoracostomy in the treatment of pleural empyema with a fistula
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説明
<p>有瘻性膿胸は難治性であり,治療が長期化することが多い.今回,開窓術後にEWSを責任気管支に充填することで陰圧閉鎖(VAC)療法を加えることが可能となり,良好な経過を得た症例を経験した.症例は62歳,男性.咳嗽,発熱を主訴に前医を受診した.右中葉肺膿瘍の診断で抗菌薬を投与されるも有瘻性膿胸となり,胸腔ドレーンからは白色膿性胸水の流出と大量の気漏が持続したため,当院へ転院した.一期的な根治術は困難と判断して開窓術を行い,全身状態は改善した.しかし気漏が遷延するため,EWSによる気管支充填術を施行したところ気漏が消失し,VAC療法を併用することが可能となった.VAC療法により,開窓腔の浄化と残存肺葉の拡張が得られ,術後180日目に開窓腔は保存的に閉鎖した.</p>
収録刊行物
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- 日本呼吸器外科学会雑誌
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日本呼吸器外科学会雑誌 32 (1), 46-51, 2018
日本呼吸器外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679343201024
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- NII論文ID
- 130006309106
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- ISSN
- 18814158
- 09190945
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可