ペプチドライゲーション法による糖タンパク質の化学酵素合成

書誌事項

タイトル別名
  • Chemoenzymatic Synthesis of Glycoprotein Using the Peptide Ligation Chemistry (Jpn. Ed.)

この論文をさがす

抄録

グライコシンターゼ(Endo-M変異体)を用いた化学酵素法は、均一な糖タンパク質サンプルを円滑に得ることのできる強力な手法の1つである。この戦略では、糖鎖転移基質となるN-アセチルグルコサミン(GlcNAc)付きタンパク質の効率的な調製が鍵となる。そこで我々は、鍵化合物の効率的合成を行うべく、One-Potペプチドライゲーション法と簡便なGlcNAc付きペプチドセグメント調製法を開発した。これら手法によって効率的にGlcNAc付きタンパク質を調製し、最後に、グライコシンターゼを用いた糖鎖転移反応で目的とする均一なN-結合型複合型糖鎖を有するTim-3 Igドメインとemmprinの合成に成功した。

収録刊行物

参考文献 (13)*注記

もっと見る

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ