GH74キシログルカナーゼ:立体構造と活性様式

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  • GH74 Xyloglucanases: Structures and Modes of Activity
  • GH74 キシログルカナーゼ : リッタイ コウゾウ ト カッセイ ヨウシキ

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抄録

これまでに多くのGH74ファミリーに属するキシログルカナーゼが同定されている。GH74キシログルカナーゼの活性様式はエキソ型、エンドプロセッシブ型、エンドディソシエイティブ型の3つの型に分けられる。近年、結晶構造解析やホモロジーモデリングによって、GH74ファミリーに属するキシログルカナーゼのエキソ型活性やエンドプロセッシブ型活性に重要な構造やアミノ酸残基が明らかになった。例えば、エキソ型酵素であるGeotrichum由来OXG-RCBHには活性クレフトの一方の末端を埋めるループ構造が存在し、この構造がエキソ型活性に必須である。また、エンドプロセッシブ型酵素のPaenibacillus由来XEG74には活性クレフトのプラス側のサブサイトに特徴的なトリプトファン残基があり、これらのトリプトファン残基がエンドプロセッシブ型活性に重要である。これらのトリプトファン残基に変異を導入すると、Paenibacillus XEG74の活性様式はエンドプロセッシブ型からエンドディソシエイティブ型に変化する。この総説では、GH74ファミリーに属するキシログルカナーゼの活性様式と立体構造に焦点を当てる。

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