書誌事項
- タイトル別名
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- A Case of Methemoglobinemia by Hyponex in Toxication
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説明
症例は63歳の女性。自殺目的で焼酎5合とハイポネックス®推定150mlを服用し, 18時間後に救急外来を受診した。来院時, 高カリウム血症とメトヘモグロビン血症 (動脈血メトヘモグロビン25.6%) を呈していたが, メトヘモグロビン値は徐々に改善し, 来院12時間後に正常値となり, 第3病日退院となった。ハイポネックス®中毒による死亡例の報告はあるが, メトヘモグロビン血症の発症の報告はない。硝酸塩が酸化物質である亜硝酸塩に還元され, 血液内で亜硝酸塩によりヘモグロビンがメトヘモグロビンに酸化された結果と推測された。液体肥料中毒の重症例の報告は稀であるが, メトヘモグロビン血症を起こす可能性が考えられるので注意が必要と考えられた。
収録刊行物
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- 日本救急医学会雑誌
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日本救急医学会雑誌 18 (10), 713-717, 2007
一般社団法人 日本救急医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679346836736
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- NII論文ID
- 10020093332
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- NII書誌ID
- AN10284604
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- ISSN
- 18833772
- 0915924X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可