書誌事項
- タイトル別名
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- Compression Therapy with Elastic Arm Sleeve after Arteriovenous Graft Construction
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説明
<p>【はじめに】われわれはarteriovenous graft(AVG)作製術後の弾性腕スリーブを用いた圧迫療法を行うことによる患側上肢の浮腫の抑制や漿液腫の予防について検討した.【対象と方法】2011年5月から2014年12月の間に,当施設で行われたexpanded polytetrafluoroethylene(ePTFE)グラフトによる前腕AVG作製術95例中,術後に弾性腕スリーブによる圧迫療法を施行したAS(+)群24例と施行しなかったAS(−)群15例を対象とした.術前および術後の手関節,前腕中央部,肘関節における前腕周囲径および漿液腫の合併の有無について検討した.【結果】AS(+)群ではAS(−)群と比較して術後の前腕周囲径は有意に小さかった.またAS(+)群は漿液腫の合併は無かったがAS(−)群においては2例発生した.【結語】弾性腕スリーブによる患側上肢の圧迫療法は,術後の浮腫の改善に有用であった.また漿液腫の合併も見られず,その予防の可能性があることが示唆された.</p>
収録刊行物
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- 静脈学
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静脈学 28 (1), 59-63, 2017-04-19
日本静脈学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679348697088
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- NII論文ID
- 130006792875
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- ISSN
- 21865523
- 09157395
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可