京都議定書に関わる吸収源計測システムの開発 : 地上レーザスキャナによる点群モデルを用いた計測手法の検討

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タイトル別名
  • Development of Measurement System for the Carbon Sinks under the Kyoto Protocol-Measurement of 3D Imaging Sensor Data using the Method of Cylinder Reconstruction Model from Range Points
  • キョウト ギテイショ ニ カカワル キュウシュウ ゲン ケイソク システム ノ カイハツ チジョウ レーザスキャナ ニ ヨル テングン モデル オ モチイタ ケイソク シュホウ ノ ケントウ

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抄録

京都議定書に関わる吸収源モニタリングシステムの構築を行うことを視野に入れ,地上設置レーザスキャナによる林分調査方法の検討を行った。スキャン計測点の点群データを円柱でモデリングする手法を用いて,本数・胸高直径・立木位置の測定確度・精度の検証を行った。立木位置の精度は8cm以内であった。DBHについてはスキャナに近い立木であれば確度1cm,精度4.3cm以内で計測可能であった。よって,本手法は小面積の林分調査に利用可能であり,リモートセンシングのトゥルースとして小面積の林分を数多く調査する場合に有効であると考えられた。しかし,計測可能木の割合は20〜80%程度であり,材積・炭素重量を求めるには問題があった。今後,不可視木の影響を除去する方法の検討や,航空機センサーなどと連携した調査手法の検討が必要であると考えられた。

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