2,4-ペンタンジオンならびに1-(p-置換フェニル)-1,3-ブタンジオン類とそれらのコバルト(III)錯体の<sup>13</sup>C-NMRスペクトル

書誌事項

タイトル別名
  • <sup>13</sup>C-NMR Spectra of 2, 4-Pentanedione and 1-(p-Substituted phenyl)1, 3-butanediones and Their Cobalt(111) Complexes
  • 2,4‐ペンタンジオンならびに1‐(p‐置換フェニル)‐1,3‐ブタンジオン類とそれらのコバルト(III)錯体の`13´C‐NMRスペクトル

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説明

2,4-ペンタンジオン[1],1-(p-置換フェニル)-1,3-ブタンジオン類[2]とこれらのコバルト(III)錯体[3],[4]の13C-NMRスペクトルを測定した。[1]はベンゼン-d6,クロロホルム-d,DMSO-d6中でケト(K)形のシグナルが202,58,30ppm付近に,そしてエノール(E)形のシグナルが191,100,25ppm付近にそれぞれ現われた。試料濃度が低くなると,K形のシグナルは消失した。錯形成すると,E形の191,100ppmのシグナルは高磁場側へ,25PPmのシグナルは低磁場側へ移動した。[2]のアセトアセチル基はクロロホルムー4中でE形のシグナルが193,182,96,25PPm付近に現おれた。DMSO-d6中ではE形とK形とのシグナルが現われた。[4]のfacとmer異性体のアセトアセチル基による各炭素のシグナルは[2]のそれらに近似した。mer異性体の各炭素のシグナルは3本にわかれた。[2],[4]におけるアセトアセチル基の各炭素の化学シフトとHammettの置換基定数ぷ(σp),[2]のΔ(両カルボニル炭素の化学シフトの差)とpKd,の[4]の と10Dqとの間に比例関係が認められた。

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