書誌事項
- タイトル別名
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- Thermal Decomposition of 2, 4-Diphenyl-1-butene
- 合成高分子材料の熱分解 XIII 2,4‐ジフェニル‐1‐ブテンの熱分解反応
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説明
2,4-ジフェニル-1-ブテン(DPBE)の熱的性質を調べるために,その熱分解反応を流通系装置により行ない,得られたデータを用いて,ポサスチレンの熱分解機構を考察した。まず,DPBEのアリル位C-C結合の結合解離エネルギー(BDE)は代表的な1-アルケン類のアリル位C-C結合およびアルキルベンゼン類のベンジル位C-C結合の各BDE値(結合解離エネルギー)よりも,およそ12kcal/mol程度小さく,DPBEは熱安定性の低い化合物であることがわかった。DPBEの熱分解は次式によって整理された。<BR>k(sec-1)=3.61×1011exp(-47000/RT)<BR>その結果,実測データから,DPBEのアリル位C-C結合の切断は少なく見積っても47kcal/mol以上であることがわかった。このことはポリスチレンの熱分解過程における第2段階の開始反応として知られている主鎖末端H2C=C(C6H5)~基のアリル位C-C結合の切断反応が生起しないことを明らかにした。したがって,この第2段階の末端開始反応は別の機構で開始することを示す。
収録刊行物
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- 日本化学会誌(化学と工業化学)
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日本化学会誌(化学と工業化学) 1980 (5), 754-759, 1980-05-10
公益社団法人 日本化学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679365531520
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- NII論文ID
- 130004156741
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- ISSN
- 21850925
- 03694577
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可