CaO・n Al<SUB>2</SUB>O<SUB>3</SUB>-H<SUB>3</SUB>PO<SUB>4</SUB>(H<SUB>2</SUB>O)系におけるリン酸アルミニウムおよびリン酸塩硬化体の生成とその特性
書誌事項
- タイトル別名
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- Preparation and Properties of Aluminum Phosphates and Phosphate-Bonded Bodies in the CaO⋅n Al<SUB>2</SUB>O<SUB>3</SUB>-H<SUB>3</SUB>PO<SUB>4</SUB>(H<SUB>2</SUB>O) System
- CaO・nAl2O3‐H3PO4(H2O)系におけるりん酸アルミニウムおよびりん酸塩硬化体の生成とその特性
抄録
CaO-Al2O3(C-A)系化合物を100℃ および200℃,10MPaのリン酸溶液中で処理し,リン酸アルミニウムの生成および相関係を検討した。100℃ の水熱処理で生成したリン酸アルミニウムは3種類のバリサイト変態型,Lucin型パリサイト(LV),Messbach型バリサイト(MV)およびメタバリサイト(Mt)であり,200℃ では3種類のAlPO4変態型,ベルリナイト(Ber),トリジマイト型AIPO4(Tri)およびクリストバライト型AlPO4(Cri)が生成した。大気雰囲気下における加熱では3種類のバリサイトは100~150℃ の温度で脱水し,MV→Tri,LV→Cri,Mt→Berの変化が起こった。これらの変化過程は100℃ と200℃ の水熱処理における相領域に対応していた。また,CA,CA2およびCA6系について3日間の水熱処理によるリン酸塩結合硬化体を作成し,圧縮強さ測定および微構造組織の観察を行なった。各硬化体の圧縮強さはAl2O3比が多い組成ほど大きくなる傾向があり,CA6組成で最大150~290MPaの圧縮強さが得られた。
収録刊行物
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- 日本化学会誌(化学と工業化学)
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日本化学会誌(化学と工業化学) 1981 (9), 1422-1428, 1981-09-10
公益社団法人 日本化学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679365759360
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- NII論文ID
- 130004060097
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- ISSN
- 21850925
- 03694577
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可