Pt/TiO<sub>2</sub>粉末触媒による水の光分解

書誌事項

タイトル別名
  • Photolysis of Water over Pt/TiO<sub>2</sub> Catalysts
  • Pt/TiO2粉末触媒による水の光分解
  • Pt TiO2フンマツ ショクバイ ニ ヨル ミズ ノ ヒカリ ブンカイ

この論文をさがす

説明

10wt%のNaOHで被覆したPt/TiO2粉末触媒による水蒸気の光分解において,触媒の調製法などを改良することにより量子収率をどれほど向上させ得るかを検討した。Pt(1wt%)の担持法として光電着法,NaBH4還元法,HCO2Na還元法,含浸-水素還元法を比較したが, 活性に大きな差はみられなかった。いずれの方法による触媒も湿った状態と乾いた状態での反応をくり返すことによって活性が向上した。触媒活性はもっとも活性化されたときの値で比較した。アナタースはルチルより活性が高く,同じ結晶形でも製造元の違いによっていちじるしく活性が異なった。アナタースの活性を支配する要因は複雑であり,不純物,結最成長度,粒径が関係していると考えられる。一方,ルチルの活性には粒径の影響が大きいと考えられる。最高の量子収率はMCBのアオタースを用いたときに得られ,17%に達した。白金上で起こる逆反応について調べ,その速度が水素圧に比例することを見いだした。逆反応分がないときの真の水分解速度は水素圧が16Torrまで上昇してもほとんど変わらないことがわかった。

収録刊行物

被引用文献 (3)*注記

もっと見る

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ