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- 森村 正治
- 三共株式会社中央研究所
書誌事項
- タイトル別名
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- Reaction of Alkylphenols with Cyanuric Chloride-<i>N</i>, <i>N</i>-Dimethylformamide Adduct
- アルキルフェノールとシアヌル酸クロリド‐ N,N‐ジメチルホルムアミド付加物との反応
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説明
シアヌル酸クロリド-DMF付加物と種々のアルキル置換フェノール〔2〕との反応を検討した。1:2付加物が生成する30-40℃での反応では,アルキル置換基により原料回収,あるいは対応するフェノールのギ酸エステル〔4〕を得た。しかし1:3付加物が生成する60-70℃での反応では,N2-(アルキルフェノキシカルボニル)-N1,N1-ジメチルホルムアミジン〔3〕を得た。この場合1:3付加物としては,トリアジントリオン体〔1c〕が反応したものと推定される。あわせて,生成した〔3〕の反応性を検討し,酸性加水分解ではカルバミド酸(アルキルフェニル)〔6〕,あるいはそのN-ホルミル誘導体〔5〕を得た。またNaBH4による還元では,ジメチルアミノメチルカルパミド酸(アルキルフェニル)〔7〕を得た。
収録刊行物
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- 日本化学会誌(化学と工業化学)
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日本化学会誌(化学と工業化学) 1980 (3), 303-308, 1980-03-10
公益社団法人 日本化学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679365991680
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- NII論文ID
- 130004156667
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- ISSN
- 21850925
- 03694577
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可