Ag-Mn 二成分触媒を用いた臭気成分の除去

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タイトル別名
  • Removal of Unpleasant Odor Gases by Ag-Mn Catalyst
  • Ag-Mn2成分触媒を用いた臭気成分の除去
  • Ag Mn 2セイブン ショクバイ オ モチイタ シュウキ セイブン ノ ジョ

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説明

調理時に発生する不快臭気を除去することを目的に,臭気主成分であるアセトアルデヒドとトリメチルアミンに対する各種触媒の除去活性を調べた。単一触媒の中では,AgとMn2O3が高い活性を示した。さらに活性と耐熱性に優れた触媒を得るために,マンガンに銀を添加し複合効果を調べた。Ag-Mn触媒の活性は,銀含有率40atom%以下の範囲で加成的変化以上に増大し,10atom%で最大値を示した。Ag-Mn触媒の耐熱性は,銀触媒より向上した。XRDとXPSの結果から,Ag-Mn触媒の表面では500℃ 焼成後において銀は酸化状態を保つことがわかった。また,Ag-Mn触媒の表面吸着酸素量は,酸化マンガンの約2.9倍に増大していた。以上のことから,Ag-Mn触媒の表面で,銀は酸化マンガンから酸素を供与されて酸化状態を保ち,高分散していることがわかった。さらに,この現象は触媒系全体の酸化反応における酸素供給能を増加させ,触媒は高活性を示すものと推測された。

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