カチオン性ヒドリドルテニウム錯体触媒を用いたγ-ブチロラクトンの新規製造法

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タイトル別名
  • A Novel Production of γ-Butyrolactone Catalyzed by Cationic Hydridoruthenium Complexes
  • カチオンセイ ヒドリドルテニウム サクタイ ショクバイ オ モチイタ ガンマーブチロラクトン ノ シンキ セイゾウホウ
  • A Novel Production of .GAMMA.-Butyrolactone Catalyzed by Cationic Hydridoruthenium Complexes.

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説明

本技衛は無水マレイン酸から2段階の水素化反応により,γ-ブチロラクトン(GBL)を製造する方法である.すなわち第一の工程では無水マレイン酸から無水コハク酸に誘導され,第二の工程で無水コハク酸からGBLが製造される。この無水コハク酸を水素化してGBLを製造する工程のために新規ルテニウム錯体触媒を開発した。この触媒はカチオン性ルテニウム錯体であり95%以上の高い選択性でGBLを与える。カチオン性ルテニウム錯体を工業的に調製する技術を確立した。さらに触媒の性能,安定性を最大限発揮させるための工程検討を行い,触媒の分離再使用技術,反応を阻害する生成水の濃度制御技術を確立し,均一ルテニウム錯体触媒を用いた大規模生産技術を完成した。

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参考文献 (34)*注記

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