書誌事項
- タイトル別名
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- The Catalytic Effects of Polyethylene Glycols and Their Ethers on the Reimer-Tiemann Reaction
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説明
フェノールにアルカリ中でクロロホルムを作用させる反応 (Reimer-Tiemann反応)において, ポリエチレングリコールあるいはそれらのエーテル類を添加すると, o-ヒドロキシベンズアルデヒドの生成量が減少するのに対して p-ヒドロキシペンズアルデヒドの生成量が増加し, パラ選択性が飛躍的に向上した。このパラ選択性は, ポリエチレングリコールおよびアルカリの添加量に大きく影響された。また, ポリエチレングリコールジエチルエーテルを用いると収率がいちじるしく低下することから, ポリエチレングリコール末端のヒドロキシル基の関与が示唆され, 反応中間体を単離した結果, アセタールの中間体を経る反応経路が支持された。
収録刊行物
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- 日本化学会誌(化学と工業化学)
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日本化学会誌(化学と工業化学) 1989 (6), 977-982, 1989-06-10
公益社団法人 日本化学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679367478656
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- NII論文ID
- 130004060745
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- ISSN
- 21850925
- 03694577
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可